インフルエンザのワクチン
インフルエンザウイルスは、常に変異を続けています。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザが流行する数ヶ月前に作られますので、その年に流行するタイプを予測して作られています。
そのため、今まで流行したウイルスなどから予測する型とほぼ一致していれば効果はありますが、新型のウイルスが流行し、予測する型と大きく異なると、ワクチンの効果は低下する可能性があります。
近年は予測技術も高まり、ほぼ実際の流行と一致させる事ができています。
しかし、これはあくまでもインフルエンザウイルスへのワクチンですので、風邪には効果がありません。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症を100%防げる訳ではありませんが、抵抗力の弱い子供や老人の重症化を防ぎ、死亡リスクを軽減させる事に効果があります。
インフルエンザワクチンは、2回接種する場合と1回接種する場合とがあります。
以前接種した際に体調を崩した方や、体調が悪い方、昨年インフルエンザワクチンを接種して、既に体に免疫ができている方などは回数を減らす事があります。